コードブルー1st 第2話 解説|黒田の若手教育方針は何がダメか?

第1話では、救急部の上司や看護師からフェローへの厳しい当たりが表現され、私も研修医時代を思い出すほどリアルな描写だった。

しかし「さすがはコードブルー」と思ったのもつかの間、第2話での「厳しさ」のドラマ的アレンジはさすがにいただけない。

うんざりしてしまうほど非現実的である

 

心筋梗塞を見逃した藍沢(山下智久)に突き放すように冷たく当たる黒田(柳葉敏郎)。

使えないフェロー達に業を煮やした敏腕ナース冴島(比嘉愛未)は、白石(新垣結衣)を大声で怒鳴りつける。

いかにも「ありそうでない」ドラマ的展開である。

なぜありえないのか?

今回のシーンを振り返りながら解説していこう。

 

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黒田の間違った教育方針

黒田が藤川(浅利陽介)、緋山(戸田恵梨香)と院内を案内中に、歯科外来のトイレで高齢女性が倒れたとの連絡が入る。

駆けつけたとき女性は心肺停止状態。

蘇生処置(胸骨圧迫、除細動)を行いながら初療室に搬送する。

原因はAMI(心筋梗塞)による心停止であったが、スタッフ達の必死の蘇生に反応し、心拍は再開する。

しかし意識は戻らず、挿管されたままICUへと入室。

この女性を見て、藍沢は唖然とした様子を見せる

女性は前夜に歯痛で一度救急外来に来ていたが、異常なしとして藍沢が自宅に帰していたからだ

それを知った黒田は怒りをあらわにする。

 

当初からフェロー達の中で群を抜いて能力の高い藍沢に嫉妬心を燃やしていた藤川、緋山らも、これを好機とばかりに藍沢を非難

自分のミスで患者を瀕死に追いやったという責任の重さに落ち込み、患者のもとに頻繁に訪れて意識の回復を待つ藍沢に、

「よく見とけ。お前が殺しかけた、いや殺すかもしれん患者だ」

と、傷をえぐるように追い打ちをかける黒田。

しかし藍沢の願いは通じ、この女性はようやく意識の回復を見せる。

反省した藍沢は家族に謝罪するが、「最初からちゃんと見てくれればこんなことにならなかった」と激昂する家族たちを前に、ただ頭をさげるしかない。

それを横目で見ながら黒田は厳しい表情で歩き去っていく

 

能力もプライドも高い藍沢が、こうした挫折を経て成長していく姿を描くというのがテーマなので仕方ないが、それにしては実に非現実的な「ドラマ的」展開である。

現実にはこういうストーリーはありえない

 

このように、近日中に一度受診していた患者さんが重症になって戻ってくることを、業界用語で「バウンスバック」と言う。

日本語で「跳ね返り」である。

これは、必ずしも初診医がミスをした、ということを示すものではない

初診時に疑うべき病気を疑い、検査をし、それでも異常がなくて帰っていただいた、ということなど普通にある

病気の兆候が全くない段階から病気を見抜くことなど、神様でない限り不可能だからだ

大切なのは、様々な条件から、今はわからない重度の病気が隠れている可能性を説明すること、そしてどんなことが起こったら次にもう一度受診してほしいか、を丁寧に説明することだ。

 

したがって、こういうことがあった時、最初に診た医師を叱りつけて反省させるだけでは何も解決しない

指導医が一緒に振り返って、

藍沢が初診時に心筋梗塞を見抜くことは本当に難しかったのか?

ということをチーム全員で考察する必要がある。

 

まず心筋梗塞の典型的な症状はもちろん「胸の痛み」だが、「歯が痛い」「肩がこる」「喉が痛い」「息が苦しい」など、様々な非典型的症状をとることは救急領域では非常に大切である。

もし「歯の痛み」で藍沢が心筋梗塞を全く考えなかったのなら、それは藍沢の勉強不足だということになる。

黒田は「反省しろ」で終わらせては何も解決しない。

他にも非典型的症状がいくつかある、ということを教育しなければ、きっと次は「肩こり」で同じミスをする

 

逆に心疾患の可能性を考えていたのなら、他にどんな情報を引き出せていたか、どういう検査をしていたか、を振り返る。

歯痛を訴えた患者の歯に何も病変がなかった時に、心疾患を疑って心電図や血液検査はしたのか?

糖尿病、高血圧、脂質異常症(コレステロール、中性脂肪高値)、喫煙などの危険因子があるかどうかを聞き出せていたのか?

心疾患のリスクを考えるような、内服薬は全て把握していたのか?

そして最後に患者さんにどのように説明して帰宅させたのか?

 

これらを一緒にカルテを見ながら振り返り、じっくり検討する必要がある。

心筋梗塞の危険因子を、糖尿病すら聞けていなかった、となると、それは問診力に問題があるので、問診法をトレーニングする必要がある

心電図をとっていなかった、というようなら、「歯痛」が心筋梗塞の症状になりうることを忘れてはいけない、として歯痛以外の非典型的な症状も教育する

心電図をとっていて心筋梗塞を示す異常があったのに見抜けなかったのであれば、心電図の読み方を再度トレーニングする

「これがおすすめだ」と言って黒田愛用の心電図マニュアルでも渡してあげれば良い。

 

必要な検査、問診を適切に行なった上で、なお心筋梗塞の所見がなかった、となると今度は、藍沢のバウンスバックは「防げなかった」という結論になる

この場合、藍沢個人のミスではない

「その場でできることは最大限やっていたが、帰宅後に急変した」というケースなどいくらでもあるからだ

 

またこれを、フェローを全員集めて、一緒にこの流れでフィードバックをし、他のフェローからも意見を聞くべきだ。

他のフェローも明日は我が身。「ざまを見ろ」とばかりに嘲笑していると、組織としては成長しない

ここまでじっくり振り返らずにベッドサイドでうなだれているだけでは、具体的に何を反省すべきで、何を改善すれば良いのかが全く見えないままだ

 

患者さんにとっては失礼な言い方かもしれないが、こういう教訓的な症例が現れたら、この一人の方に起こったことから多くのことを学び、100人、1000人という人の救命につなげなければ意味がない。

「見逃した、反省しろ。お前が殺しかけた」で終わらせるのは「厳しさ」ではない

「教育の放棄」だ。

 

もちろん私は、黒田が最初はこういう風であることが、ドラマのストーリー上必要だからだということを理解した上でツッコミを入れている。

1st SEASON第9話では、息子が緊急手術を受けることになった際、離婚した妻が黒田のことを語る場面がある。

黒田は翔北にくる前は、エゴイスティックな性格が原因で上司に嫌われ医局で干され、大学病院で閑職だったそうだ。

つまり1st SEASONでは黒田もまた、翔北でフェローたちを教育する中で変わっていく姿が描かれているというわけだ。

 

なお、最後の藍沢の謝罪と、それを横目で見つつスルーする黒田。

もうこれについては「コードブルー3 第5話|医師が骨盤骨折を解説&医師の謝罪にツッコミ」で散々書いたのでツッコミは割愛する。

これもドラマではよく見るが現実にはありえない典型例である。

 

医者になりたがる看護師

一方、経験豊富なフライトナース冴島は、フェロー達が全く戦力にならず、患者を時に危険にさらすことに我慢がならない。

白石と二人きりになった時に、

「診断も一人でできないの!?」

私はあなたよりはるかに優秀、だけど私は医者じゃない。それが最高に悔しい!」

と、ものすごい剣幕で堰を切ったように白石を怒鳴りつける

3rd SEASONを見ると、冴島も丸くなったなぁ、と思えるくらい、昔は「めちゃくちゃ怖かった」のだ。

 

こういう新人医師に怖いナースというのは必ずどこにでもいて(とくに救急部、オペ室、ICUなど中央部門)私も似た経験は何度もある。

実際、ある程度臨床の現場で経験を積んだナースは、国家試験のペーパーテストで知識を蓄えただけの頭でっかちな新人医師に比べると、遥かに行動力は高く、

「なんでこんなこともできないの?」

イライラするのは当然のことである。

 

ただこの、

「私は医者より優秀。なのに看護師だから悔しい」

という怒り方は、いかにも「ドラマ的」で、非現実的である。

 

看護師の仕事の延長線上に医師の仕事があって、医師と看護師の優秀さを比較できる、と考えるのは、ありがちな誤解だ

ドラマ「A LIFE」に出て来た敏腕ナース柴田看護師も、「医師になりたかったがなれなくて看護師になった」という設定であった。

どうもドラマの世界では、

「ナースが有能になると医師に近づいていく」

というイメージがあるようである。

これは、全くの誤解である。

 

そもそも看護師を目指す人は、「看護学を学びたい」「看護技術を習得したい」のであって、医師の得意とする診断や治療、手術をやりたいわけではない(もちろん人によるとは思うが私が知る限り多くの方は)。

全く別の領域の仕事である。

看護師は医師の仕事はできないし、看護のトレーニングを全く積んでいない医師は看護師の仕事は全くできない

違う学習をして違う職業に就いているのだから当たり前で、看護師の仕事は医師のお手伝いではない。

だからその仕事ができるかどうか、優秀かどうかは比較のしようがない

 

私が「冴島看護師はなぜ優秀か」の記事にも書いたように、3rd SEASONではここの描写が現実的であったために、非常に好感が持てた

3rd SEASONで冴島が雪村(馬場ふみか)に教育していたのはまさに「看護」であり、医師のように病気が診断できたり処置ができることでない

医師と患者との間で看護師はどう振る舞うべきで、どういうことに注意すべきか、ということを表現していたように思う。

 

明らかに、3rd SEASONの製作者の方がナースの捉え方はリアルであったことを実感する(製作メンバーを詳しく調査したわけではないが、少なくとも脚本家は違うとのこと)。

かつてリアルタイムで1st SEASONを見た時にはこういう違和感は感じなかったのだが、3rdを見てから見直すと色々な違いに気づき、なかなか面白いものである。

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緋山が手に負えなかった常位胎盤早期剥離

一方、藍沢のバウンスバック事件をきっかけにドクターヘリのチャンスが回って来た緋山は、さっそく自分が興味をもつ分野、産科救急の出動要請に喜ぶ。

ところが、三井と2人で現場に向かうと、妊婦の隣にいた別の少年が倒れて呼吸停止。

三井は少年を診察し、緋山は妊婦を一人で診ることになってしまう

胎児心拍に関する産科領域で有名な論文を執筆し、その道に長けていることを自慢していた緋山は、しかし常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)によって大量出血する妊婦を前に手も足も出ない。

「できません!胎児心拍の論文は先輩の症例を手伝っただけなんです」

と告白すると、三井はすぐに交代。

さらに現場に藍沢をヘルプで呼びつけ、事なきを得る。

 

「こんなことありえない」と思った人がいるかもしれないが、むしろ第2話ではここはリアルである。

医療シーンには監修がちゃんと入っているからだ。

論文を書いただけで(実際には書いてもいないが)処置ができるわけはないし、しかしそれを自慢したくなる若手の気持ちもわかる。

そして、論文など救急の現場では何の足しにもならないことがわかっている三井。

プライドが高いのに余計なことはせず「できません!」と言い切った緋山

まさに正しい行為である。

 

そもそも産科救急は極めて専門性が高く、救急医でもかなり経験を積んだものでなければ適切な対応は難しい

しかも常位胎盤早期剥離は、判断を誤るとあっという間に母子ともに死に至らしめる恐ろしい産科救急疾患である。

 

ご存知のように、胎児は母体の子宮内で胎盤を通して栄養や酸素をもらうが、出産後は、胎盤は自然に子宮から剥がれて外に出てくる。

ところが、何らかの原因で、胎児がまだお腹の中にいるときに、胎盤が子宮の壁から剥がれてしまうことがある

これを「常位胎盤早期剥離」、通称「早剥(そうはく)」と呼ぶ。

緋山のセリフにあった「板状硬(ばんじょうこう)」とは、子宮の壁が板のようにカチカチに硬くなる、この病気に特徴的な所見のことである。

 

胎児への酸素と栄養の供給が途絶えるために、胎児死亡に至ることも多いが、それより危険なのは母体である。

胎盤が剥がれて大量出血した際に、血を固まりにくくする様々な物質が大量に血液中に流れ込み「播種性血管内血液凝固症候群(DIC)」を高率に引き起こす

見た目からして難しい言葉だが、簡単に、

「致命的に血が固まりにくくなる状態」

と考えれば良い。

結果的に、出血性ショック、全身の臓器障害により、重症では母体の死亡率は10%、胎児死亡率60%以上と言われる。

 

産科救急では、常に母親と胎児という2人の患者を相手にすることになる。

母体を優先しつつ、どこまで胎児を守れるか、という究極の判断力も要求される。

そう考えれば、ここは布陣として最初から、妊婦は三井、少年は緋山(少年の挿管、換気なら難しくない)とすべきところだっただろう。

 

というわけで、第2話も処置シーンが意外に少なかったことから、大半は人間同士のやりとりへのツッコミに終始してしまった。

次こそ、たっぷり救急疾患を見せてくれるだろうと期待したい。

では次回もお楽しみに!


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コードブルー1st 第2話 解説|黒田の若手教育方針は何がダメか?」への21件のフィードバック

  1. りこ

    こんばんは。
    先生の記事を毎回拝見しているお陰で、今回大量出血により、何故血液が止まらなくなるのかスムーズに理解できました。

    冴島さんの件については、医師になりたくて医学部を受け落ちた家族ともうまくいっていない。という彼女のトラウマがそうさせていて、
    それ故に、他の看護師よりも知識があると言うプライドがあり、
    もし私が医師になれていたら…と
    悔しいのだろうと思ってしまいました。
    一般企業に置き換えるなら、同じ志を持ち、各部署に別れ役割分担があり、協力し仕事を進めると言うことでしょうか。

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      りこさん
      そうなんですね!であれば、そういう感覚はあるのかもしれません。
      ただ、「A LIFE」の柴田看護師も医学部を目指したが金銭的な都合で医師になれなかったという設定でしたし、ドラマで優秀な看護師を描く、となるとやっぱりそういう方向性になってしまうんだと思います。
      私の勝手な想像ですが、現実にいる優秀な看護師は、本当に看護という分野に熱心で志が高く、医師を目指した過去などなさそうだなという感じです(あくまで主観です)。
      やっぱりあまりに仕事内容が違いますので・・・(こう書くと、そういう方が実際おられたら怒られるかもしれませんが)

      返信
  2. りこ*

    初めまして。
    医療のお仕事とは無縁の素人なので、
    こちらのブログを読んで、より医療ドラマを楽しめています。
    いつも更新ありがとうございます!

    ドラマHPや、ドラマの医療監修をしている 救命救急センターのスタッフブログ も読んでいますが、『外科医の視点ブログ』 の専門用語や医療シーンの解説、素人では気付かない点も詳細でわかりやすく書いて下さるので、とても興味深く読んでいます。

    コード・ブルーを1st seasonからリアルタイムで視聴していたので、映画化に向け、1stからの解説もして頂けるとのことで、とても嬉しく楽しみにしています!
    ありがとうございます!!

    1st・スペシャル・2nd と、3rdでは脚本家が異なるのですが、始めの頃は、脚本ができてから医療監修とのことで無理があったそうです。
    なので、その後は脚本と医療監修を同時に作り込むようになっていったとのこと…
    今回のブログでもその点が指摘されていますが、今後どの辺りで違和感が減って行くのかも、素人には気になるところです 笑

    さて、「医者になりたがる看護師」の件。

    「コード・ブルー」冴島看護師、「A LIFE」柴田看護師も、医者になりたかったが、学力や金銭面で諦めざる終えない状況だった。
    しかし、医療には携わっていたかったので看護師になった のでは?
    つまり、医療従事者を目指した結果、看護師になった と思うのです。
    なので、医師と看護師の仕事が 違う領域 だとは痛いほど理解していると思います。

    医師に憧れていたからこその、理想や批判はあるけれど、看護師としてプロフェッショナルでいる事で、悔しい気持ちをプラスにして仕事に邁進できているのだと思います。

    彼女たちが看護師の理想を目指して精進しているように、医師にもそうであって欲しい!自分が医師ならそうするのに!という、自信やもどかしさからくる発言なのでは?と感じていました。
    (実際、そのような看護師がいるかはわかりまんが… 笑)

    患者側からすれば、領域は違えど、医療に対してプロであって欲しいです。
    「医師が指示したから」と、何も考えず看護師が指示通り投薬して起こった医療事故などが報道されると、なんて無責任な人なんだろうと思います。

    ファッションモデルになりたかったけど、アパレル関係で働いてる方や、
    作家になりたかったけど、出版社で働いてる方など…
    似た心理かなぁ?とドラマを見ていたのでコメントさせて頂きました。
    長文失礼しましたm(_ _)m

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      りこ*さん
      コメントありがとうございます!
      1st・スペシャル・2nd と、3rdとでは制作過程にそういう違いがあるんですね!
      何となく雰囲気がかなり違うので、わかるような気がします。

      りこ*さんのおっしゃる、
      「医師になれなかったが医療に携わりたいから看護師になった」
      というのは、ドラマの設定ではまさにその通りだと思いますよ。
      そういう風に製作者が想定して冴島さんや柴田さんというキャラクターを作り上げたんだと私も思います。
      で、もしそういう人がいたら、りこ*さんのおっしゃるような感覚を抱くだろうということもわかります。
      私が思うのは、そういう方も現実にはいるだろうけれどすごく少数派だろうな、ということで、少数派なのにドラマではやけによく見る設定だなということです笑
      いや、これも私の勝手な偏見かもしれません。職場の看護師さんにきいてみておきましょう。
      少なくとも看護師である私の妻は、「実際にそういう人は聞いたことがない」「もともと医者になりたいと思っていたけど残念ながらなれずに看護師になった、と頻繁に描かれることをあまり好ましいと思う看護師はいないのでは?」とよく申しています笑

      返信
  3. いの

    keiyou先生、こんばんは。

    1stの解説、本当にありがとうございます!
    今、1stから再度観ているので、先生の解説のおかげで何倍も楽しく観れています。どの辺りがリアルなのか、或いは現実的にはあり得ないのか教えていただくだけでも、すごく楽しいですね。
    (この辺りの描写はリアルなんだって!と妻に教えることも楽しみになりました)

    改めて1stを観ると、3rdと雰囲気が違い、特に人間関係の心理描写は3rdの方が丁寧に描かれているように感じました。また、脚本家が3rdになって変わった事に対して、一部のファンは「コードブルーに恋愛要素は要らない!」等と否定的な意見があったようでしたが、先生は脚本家の違いで何か感じるところはありましたか?

    私は緋山先生の恋愛や、冴島さん・藤川先生の関係の描き方は、とても好きでした。最終話も泣いてしまいました!

    PS.業務が多忙で大変かと思いますので、先生のペースで無理のない範囲で更新なさってください。これからも楽しみにしています。

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      いのさん
      ありがとうございます!
      私は1stの記憶はほとんどなくなってしまっていて、今第3話まで見直したところですが、リアルさは断然3rd SEASONだなという印象です(今後の記事でも指摘しますが)。
      おっしゃる通り、3rdの脚本に批判的な人が多いようなのですが、どうも1stを見直すと、やや「クサい」セリフが多くて「ドラマっぽい」雰囲気です。
      おそらくどちらが好きかは好みで分かれるでしょうし、時代も違うので難しいですよね。
      これから少しずつ見ながらそのあたりもコメントしていきますね。

      返信
  4. YaKo

    こんにちは。

    冴島ナース…1stでは怖かったですね(笑)
    医師になれなくて看護師になったという人は私自身も聞いたことがないです。
    もちろん、どんな動機であってもいいと思うのでそこは気になりませんが、だからといって出来ない若手の医師に対しての嫌味などはいけませんね。
    医療はチ-ムワ-クです。
    医師にしかできない事、看護師にしかできない事、その他検査技師や放射線技師など多くの職種の方たちでひとりの患者さんを診ています。
    なので、協力し合い患者に適切な治療が施されなければいけないですよね。

    若手医師への指導にも繋がりますが、医師を育てるのは指導医だけではないです。
    看護師として若い先生たちと一緒に仕事をする事もありますが、私自身は一緒に学んでいるつもりです。
    指導医からOKをもらい一人で行うことができるようになった慣れない検査など、介助につくと色々相談されることがあります。検査自体は私は行えませんが、その若い医師の何十倍何百倍もその検査を見てきています。なので、困っているなと思えばこういう方法があるよ?とかこうしてみたらどうかな?とか伝えたり(もちろん患者さんには分からないように)します。そうしていく中で見事にみんな上達していきます。その成長を見ていける事が楽しみでなりません。
    もちろん、厳しい指導医や看護師も必要だと思いますが、一番は患者にとって何が最良であるか。
    先生がおっしゃるように、見落としなど責めるだけでなく何が間違っていたのか話し合い、情報を共有してこそですよね。

    私の職場では、指導医の医師は当直で診た珍しい症例や診断がややこしかった例など他の医師に情報提供していますし、若い医師が当直明けの日勤中に、昨夜診た気になる患者さんが救急外来に戻ってきていないかいつもチェックしています。
    そういうの大事だなぁと微笑ましくその姿を見ている私です。

    そういう部分では、1st2話の若手の指導面は有り得ないですね。
    黒田先生ひどすぎます(笑)

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      YaKoさん
      コメント待ってました笑 おっしゃる通りだと思います。
      私もビギナーの頃から処置などで看護師さんによく相談していましたし、看護師さんも嫌味でない感じでよく教えてくれました(冴島さんのような怖い人もいましたが、あそこまで嫌味ではなかったです笑)。
      その姿勢は今でも変えていません。
      何よりそういう形で協力し合うことが患者さんにとってプラスだと思いますし、そもそも職種に関わらず実地経験の長い人はそれだけ知識が豊富で、それを盗まない手はないといつも思っているからです。
      だいたいそういう肝心な知識ほど自己学習では身につきませんしね。
      そういう意味では医師は常に謙虚であるべきだし、看護師もそうだと思います。
      このブログも、私が医療や看護について話す時の考え方には当然偏りがあるはずで、それを様々な方から修正していただくことが大事なのかなと思っています。
      コメントをいただいてこっそり文言を訂正する時もありますし笑

      返信
      1. YaKo

        こんばんは。

        コメントを待っていてくれたとは光栄です(笑)
        いつも先生の記事を読んではいるのですが、毎回コメントするのはどうかと少し控えめにしています(笑)

        それより、私自身も先生やみなさんのコメントを読んで納得したり、そういう見方考え方があるんだなぁといつも感心しています。

        にしても、看護師の延長が医師だと思っていた人がいることにびっくりしました。
        たぶん、そう思っている?思っていた?看護師は居ないと思いますよ。
        一度、奥様にも尋ねてみて下さい(笑)

        返信
        1. keiyou 投稿作成者

          YaKoさん
          私の妻も含め、看護師さんにはまずそういう発想はないと思いますね。
          しかし患者さんの中には、「指示をもらって動くより、指示を出す仕事の方が良いですよね?」というようなことをおっしゃる方もいて、どう答えれば正しく伝えられるか悩むことすらあります。やっぱり一般の方はこういう感覚は少なからずあるように感じます。いただいたコメントにも、指示に従うだけでなく自分の意思を持って・・・というような話の流れになることを見ると、そういう発想なのかなぁと。
          このブログに、理学療法士の先生からもコメントをいただきますが、同じくその仕事内容や、臨床における大切さが一般にあまり知られにくいのかなと思ったりしています。
          その辺りも私はこのブログで伝えたいなぁと日々思っています。

          返信
          1. YaKo

            なるほど…
            医師の指示の元看護師は動いているという考え方をされてる方が多いってことですね。
            確かに医師の指示を受けて採血、点滴などの処置を行いますが、清拭や洗髪を週2回という指示はないですよね?(笑)
            目的は同じだけれど、業務内容は全く違いますよね。
            極論ですが…
            医師は病気を治す。
            看護師は患者さん自身を看る。
            こういったらわかり易いかもしれませんね。
            あくまでも極論ですが。

          2. keiyou 投稿作成者

            YaKoさん
            その通りです、私は看護師でないので偉そうなことは言えませんが、清拭や洗髪もそうですし、ご本人やご家族の心理面なケアとか、どんな方がどの程度必要としているか、病状だけでなく社会的背景も含めて看護師さんたちは適宜discussionしながら決めていますよね。病棟、外来問わずそうなのかなと。ターミナルの方が足浴してもらって表情が柔らかくなるのを見たりすると、医師の指示でない部分にこそ看護師の本質があるんじゃないかなと私は思います。これを「プラスアルファ」ってよくうちの看護師さんは言います。ここを削ろうと思ったら削れるけどそれではダメだと。
            YaKoさんのおっしゃる、「患者さん自身を看る」とはそういうことですよね。

  5. yoshi

    お疲れ様です。私は患者の立場でナースの方々の「ちょっと医師!なにやってんの!(と言葉では言いませんが)」系のリアクションを拝見する機会がありました。
    やっぱり女性が男性を責めているのは少し見苦しくて、シーズン3の冴島さん、改心した雪村さんのようなナースの方々は偉大と感じます。
    シーズン3のフライトナースが実は3人で、男性もいたことに驚き、最終回に新海先生と崩落現場に駆けつける姿が格好良く、「なんでこのナースにもっとスポットライトを当てないのよー!」と思いながら観ていました。「看護師の延長が医師ではない」というのは、一般の人が読むと目から鱗です。ありがとうございました。

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      yoshiさん
      そういうシーンは見せてはいけませんねぇ笑
      雪村さんも最初は尖ってましたね。ただあの描き方なら、ありうるなとは思えました。
      男性看護師いるんですよ、時々映るボードを見ると、フライトナースのところに顔写真があり、私がどこかの記事で書いた、藍沢先生の横で電話を耳に当てている人もその看護師なんです。
      yoshiさんが以前おっしゃった男性ナースにスポットを当てた記事もどこかで書いてみますね(あくまで私の目線ですが)。

      看護師さんには大変失礼ですが、私もそう思っていたんですよ、医師になる前は。
      だから、看護師は医師の指示で動く人たち、と思っている人が結構いるんじゃないかなぁと思ってこの記事を書きました。
      指示に従う従わない、という話ではなくて、患者さんに対して必要な別の医療行為を行う職種、というべきでしょうか、なかなかうまく言えませんが・・・。

      返信
  6. Rao

    緋山先生の苦い初出動ですが、緋山ファンの私としては
    できません!としっかり宣言した行為は正しかったんだと知って、ちょっと嬉しかったです。

    緋山先生は周産期医療センターでも経験を積んで、3rdシーズンでは産科領域のプロになりましたね!
    頭の藍沢、骨盤骨折の藤川、産科の緋山、みたいな^ ^
    でも、そう思うと白石の得意領域?専門領域ってどこなんでしょう??

    産科といえば…
    3rd5話の冴島さんの流産でイマイチ分からないことが。
    ドラマなので細かいことを気にしすぎてもアレですが。

    初療中にめまい?で頭を抑える→倒れて出血→処置するも流産
    頸管無力症での流産と後から分かるという展開でした。
    これは初めから全部頸管無力症の症状なのでしょうか?
    それともめまいで倒れたことで発症?出血?したんでしょうか?

    3話のシアン騒ぎとも関係あるか?と思いましたが、それはなさそうでしたね。

    このシーンの緋山先生のかっこよさと、この後の赤ちゃんを救えず落ち込んだ弱り緋山がお気に入りです。

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      Raoさん
      白石先生は専門という分野はあまりないですよね。教科書を読み込んで知識豊富だし、真面目な秀才キャラということでしょうね。
      特に専門がなく何でもできる人ですから、ある意味これが理想的な救急医かもしれません。
      冴島さんについてですが、流産の原因の一つが頸管無力症で(それ以外にも複合的な原因によると思いますが)、その前に気分が悪そうにしていたのは切迫流産(流産しかかっている状態)の症状ということでしょうね。おそらく腹痛や吐き気などの症状が出ていたのかなと思います。
      シアンはおそらく関係ないと思いますね。

      返信
  7. Rao

    白石は理想の救急医なんですね!
    確かに幅広くなんでも診ている印象です。

    冴島さんの件もありがとうございます。
    切迫流産の兆候で気分が悪くなってたんですね。
    なるほどです!

    返信
  8. しょーろんぽー

    コードブルー3rd を見たあと、スマホ片手に先生の記事を拝見しながら、→1st→ 2nd と見て、今度は救命病棟24時を見ました。

    すると、消防士が医師の診断の前に「この患者は歯痛を訴えたが、心筋梗塞の疑いがある」と判断して状況を伝えているシーンがありました。先生のこの記事を読んだ後だったので、「あ、これ知ってる!」とちょっと優越感(そもそもどうして心筋梗塞で歯痛?という理由は知らないのですが(笑))に浸ってしまいました。

    様々な症状や検査結果から病気の原因を特定するのは、膨大な知識量と経験に基づくものだと思うので、本当にお医者様には頭が下がります。さらに先生の解説によると、患者への説明の仕方から、問診法、後輩の育成まで、仕事は多岐に渡るんですね……

    その多忙極まりない仕事の上に、このような記事を書いて、広く知識や情報を広めようとして下さる先生のような方がいらっしゃることは、有難いことと感じます。どうぞお体に気をつけてお仕事されてくださいね。

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    1. keiyou 投稿作成者

      しょーろんぽーさん
      医療ドラマ三昧ですね〜!
      歯の痛みやのどの痛みなどは、見逃しやすいサインとしてむしろ有名ですね。
      心筋梗塞は「放散痛」が特徴なので、胸から痛みが喉や歯の方向に広がります。
      これを「歯が痛い」と勘違いしてしまうようですね。

      皆さんの毎日の楽しみになればと思って記事を書いています。
      ぜひ今後ともご愛顧お願いします!

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  9. メロンパン

    頭部外傷が手に負えなくなったときに西条先生や新海先生を呼んだように
    もともと妊婦を任せると決めていた(?)ならば藍沢ではなく産科医で手の空いてる人を現場に呼んだ方がよかったのでは?と、ふと思ってしまいました。
    もともと三井先生がどのように翔北に医師の追加を要請したかはDVDが手元になく確認できず…曖昧ななかでの意見すみません。

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    1. keiyou 投稿作成者

      メロンパンさん
      そうですね〜
      ただそもそも手の空いた脳外科医が現場に出動!なんてことは夢の世界で、実際こんなことを行うことはないんですね・・・。産科医も脳外科医もそうですが、救急医以外、日中呼ばれて出ていけるほど暇な人はいませんからね笑 みんな自分の科の手術や仕事がありますから。
      ただ、他の科の医師が呼べば現場に来てくれる、というシステムが成立している病院という前提で考えれば、メロンパンのおっしゃるように産科医を連れて行けば良いじゃん、ということになりますね。

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