コードブルー3|細かすぎるリアルなシーンを全て解説|第9話までを振り返って

いよいよ最終回目前ですね。

今回は恒例のみなさんの質問にお答えするコーナーです。

以前にいただいた質問の中で、まだお答えしていなかったものを3つ紹介します。

いずれも本当に鋭い質問です!

手術中に先生に大事な電話がかかってきたら、手術を中断するのでしょうか?

それとも手術中でも医師と話せるような仕組みがあるのでしょうか?

by ミニマルさん

血管造影についてですが、ドラマの中で医師の皆さんは即座に血管を把握していました。

白黒の画像で分かるものなのでしょうか?

by ダニエルさん

緒方さんは、まだ入院の必要があるのでしょうか?

ドラマ上、緋山との恋愛で退院させられないのは分かるのですが笑、

身体的にはリハビリだけなら通院でよいのでは?と。。

by ちえにゃんさん

いつも非常に鋭い質問をいただくので驚きます。

一つ目と二つ目の質問はコードブルー得意の細かなリアリティを追求した部分です。

三つ目については、みなさんにも知っておいてほしいことなので、緒方さんの病状を真面目に考えてみようと思います。

 

広告

手術中の電話応対はどうしているか?

前回の記事の中でも、看護師は急ぎの用事がある時は手術中でも医師に電話をかける、と書きましたね。

しかし、確かに手術中は、清潔なガウンを羽織り、両手に手袋、しかも手袋は血だらけです。

また手袋は清潔ですので、手術中に患者さんの体以外の部分を触ることはできません

急ぎの用件で電話があったらどうしているのでしょうか?

実は、コードブルーでもそういうシーンがあります。

みなさんは意識しなかったと思いますが、言われれば誰もがきっと覚えているはずのシーンです。

 

第8話で、灰谷の担当していた少年が、目の前で仮性動脈瘤破裂でショックになった時です。

その場には、灰谷のほか、横峯と名取しか医師はいませんでした。

結果的には横峯がREBOAを提案し、フェロー3人でしのぎましたが、最初に灰谷は慌てて藍沢に電話します(REBOAとカットダウンの解説はこちら)。

「誰か来てもらえませんか!?」

と訴えましたね。

そのとき藍沢は、AAA(トリプルエー、腹部大動脈瘤)の手術中だったはずです。

「放射線科にコンサルしろ」

「輸血して待て」

「今トリプルエーの初療で手が離せない」

など、灰谷といろいろ会話をしていました。

さて、どうやって電話をしていたのでしょうか?

気になる方は、もう一度見直してみてください。

 

横で男性看護師が、電話を持って藍沢の耳に当てています。

藍沢は両手がふさがっていますが、手術に参加していない、つまり手が清潔でなくても良い看護師が電話を持ってくれているのです。

実はこれは、私たち医療者が見ると、苦笑してしまうくらいの「手術中あるある」です。

ミニマルさんのご質問のように、手ぶらで会話のできる便利なシステムはありません。

なので、他の人に電話を耳に当ててもらうという、非常に原始的な方法しかないのです。

 

ところが、実際やってみるとわかりますが、他人に電話器を持ってもらって電話で話すのは、実は結構難しいことです。

不思議なことに、電話は耳の穴のピンポイントに受話口を当てないとよく聞こえないからです。

そしてそのポイントは本人しか分かりません。

くだらない話と思うかもしれませんが、このことは看護師と医師の間ではいつも深刻です。

医師は「ちゃんと耳に当ててくれ」となるし、看護師は「なんでこれで聞こえないの!?」となり、お互いイライラすることもあります。

ちょうど、他人に背中の痒いところを掻いてもらうようなものです。

だいたい、一番面倒だと思っているのはおそらく看護師です。

 

コードブルーでは、男性看護師が真剣な顔で、藍沢の耳にピンポイントで電話を当てるという重役を担っているので、ぜひ見直してみてください

このシーンは2回あり、意外と長時間電話を藍沢の耳に当てています。

過去の放送はFODに登録すれば無料で見られます↓

 

血管造影の結果はすぐわかる?

第4話で、バーベキュー中の事故で鉄串が首に刺さった少年を、藍沢と名取が診察します。

血管造影を行うと、頚動脈の損傷があるのがわかります。

「頚動脈を傷つけてますね」

と造影所見をスムーズに説明し、頚動脈の遮断ののち鉄串を抜いて血管縫合、という治療方針を提案した名取に対して、

「教科書通りならそうだ」

と、すんなり肯定しない藍沢。

もう一度造影して見ると、頚動脈に仮性動脈瘤があるのがわかります。

 

このシーンは、頚動脈の「仮性動脈瘤っぽい」リアルな映像が画面に表示されます。

頚動脈の仮性動脈瘤などめったにありませんし、それを映像として偶然録画していたとも考えにくいと思います。

CGなのでしょうか?

私はそういった映像制作には詳しくないので、どうすればあんなリアルな造影所見が作れるのか不思議です

さすがコードブルー、という感じのリアルなワンシーンです。

 

さて、造影剤というと、みなさんはバリウムなどの白い濁った液体を想像するかもしれません。

私たちは、バリウムだけでなく、非常に多くの種類の造影剤を日常的に使います

バリウム以外のほぼ全ての造影剤は透明で、外観だけでは水と見分けがつきません。

コードブルーのこのシーンでも、透明の液体を注射器で注入していますね。

 

「白黒の画像ですぐ把握できるのか?」という質問の答えは、「YES」です。

慣れればすぐに異常がわかります。

ただし、それは自分の専門領域だけです。

たとえば消化器が専門の私であれば、胃や大腸の造影、胆管の造影、腹腔内の血管造影はすぐに読めます

しかし、首の血管はやや怪しいですし、脳の血管や心臓の血管(冠動脈)ともなると、細かな異常を指摘できる自信はありません。

造影検査はその意味で、専門性の高い検査と言って良いと思います。

 

すぐに異常を指摘できるかどうかを決めるのは、

「正常の画像をどのくらいたくさん見ているか」

です。

消化管の走行や血管の走行は人によってあまりにも様々で、二人として全く同じ人はいません

指紋や網膜、手の甲の静脈などの認証でたった一人の個人を特定できるわけですから、全身の臓器は全てそうです。

「正常はこれだ!」という教科書に載っている写真通りの血管走行の人など一人もいないわけです。

つまり、「異常を指摘できること」とは、「どこまでなら正常範囲と言ってよいかを知っていること」と同じ意味です。

これは経験が全てです。

経験がまだ浅い名取が、あまりにも素早く血管造影写真の異常を指摘したのは、少し違和感があったと言えるかもしれませんね。

広告

 

緒方さんは入院の必要があるのか?

緋山とほぼ恋人同士の関係にある元料理人の緒方さん。

彼は「中心性頸髄損傷」という外傷を負いました。

この病気の詳細や、彼の手に麻痺が残った理由は第9話の解説記事で説明しましたね。

 

緒方さんに対する診療には、これまであまりツッコミは入れてきませんでしたが、少し変な設定が多くあります。

たとえば、本来こういう脊髄の疾患は、整形外科病棟で入院しているのが普通です。

整形外科的な専門治療が必要ですし、普通は主治医も整形外科医です。

担当が最後まで緋山と名取という救急医だったのは不思議です。

救急医がオールマイティすぎる、というのは第4話の解説記事でも書きましたが、さすがに脊損の慢性期治療まで救急医ができる、となると整形外科医が怒り出しそうです。

 

また、脊損の治療の中心はリハビリですが、病院でリハビリを担当するのは医師ではありません。

理学療法士作業療法士です。

彼らは、私たち医師では到底追いつかないほど豊富なリハビリの知識を持つプロ集団です。

緒方さんにとっては最も大切な存在のはずですが、一度も出てきませんでしたね(私が見落としただけかもしれませんが)。

第7話で緒方さんがリハビリ病棟に移るシーンがありましたが、普通は怪我をした直後の急性期からリハビリの専門家が濃厚に治療に参加します

 

さて本題の、入院の必要性についてなのですが、これは少し難しい質問です。

もし手のリハビリだけで良いのであれば、通院リハビリに変更しなくてはなりません

翔北のように毎日次々新しい患者さんが入ってくるような病院を急性期病院と呼びますが、

こういう病院では、急変の恐れのない慢性期の患者さんからどんどん退院、あるいは他の病院に転院してもらうのが通例です。

でないと、次々入院してくる患者さんで病院がパンクしてしまうからです。

 

ただこれは、緒方さんの脊損による症状がどの程度かによります。

例えば、脊損の症状の中で大きな問題となるのが「膀胱直腸障害」です。

 

脊髄を損傷すると、脳から全身に向かう神経の信号が途中で遮断される、というのは、第9話の記事で説明しました。

この「神経」の中で、

運動に関わるものが障害されると「麻痺(手足が動かない)」

感覚に関わるものが障害されると「感覚障害(痛い、熱い、触れているのがわからない)」

が起こるのはわかると思います。

 

しかしもう一つ大事なのが「自律神経」の障害です。

自律神経が障害されてしまうと起こる障害に「膀胱直腸障害」があります。

尿が膀胱に溜まったのに尿意がない。

漏れてしまう、あるいは溜まった尿が出せない。

便が直腸まで降りてきているのに便意がない。

便が漏れてしまう。

といった症状です。

これは結構深刻で、特に緒方さんのように独り身(妻と離婚後でしたね)で家族の介護が得られにくい方は、早期退院は難しいように思います。

しかも緒方さんは料理店のオーナーで、自営業です。

会社員とは、社会的背景も異なります。

 

こういう状況を踏まえると、入院継続が望ましいかどうかの判断は難しいですが、緒方さんが入院を続けていることが一概に「緋山との恋愛関係を描くため」だけではないかもしれません。

脊損については私は専門外なので、整形外科医ならもう少し詳しい話ができるかもしれませんが・・・

 

さて、いよいよ明日はコードブルー3rd SEASON最終回。

最終回の解説記事、またその後もいくつか記事を書くつもりですので、ぜひこれからもお付き合いください。

 

コードブルー全話解説記事目次ページへ→コードブルー3 医師による全話あらすじ/感想&解説まとめ(ネタバレ)

広告

コードブルー3|細かすぎるリアルなシーンを全て解説|第9話までを振り返って」への27件のフィードバック

  1. YaKo

    こんにちは。
    昨日に続き連日失礼します(´∇`;)アハハッ

    OP中の電話について。
    私自身はDr.に電話をかける方ですが
    ほんとに気を遣います…
    どうしても今でないと!という時にしか電話をかけませんがそれでもできればかけたくないのが本当の所です。
    まずOP室ナースが電話に出ますが、その方によって対応が怖かったりで…
    最初はそのナースに伝言を伝えてもらいますが、なかなか上手く伝わらなかったりするのでヤキモキしたり。
    それで話が伝わらない時は先生の耳にあててもらいますね。
    でもDr.ってOP中は外来や病棟にいる時の穏やかさはないので電話越しにもピリピリとした空気が伝わってきます。
    なのでいかに簡潔に的確に伝えられるかを心がけています。

    それと緒方さんの病状について。
    なぜリハビリ科に転科になる前に整形外科になっていないのかと思っていました。
    あんなに忙しい救急部がまだ振り分けをしていないのかがほんと不思議ですね(笑)
    整形外科の外来で働いていた時、整形のDr.たちが時々ボヤいていたのを思い出しました。
    「中途半端に救急で見ずに最初からこっちに言ってくれたらいいのに」と(^▽^;)
    患者さんにとって何が最良の治療か!が大切ですよね。
    それと。
    緒方さんがリハビリ科に転科転病棟になった時に名取先生が荷物を持って送っていくというシ-ンがありましたが、あれおかしいですよね?
    緒方さんが一人で荷物を持って行くなんて有り得ませんσ(^_^;)
    えっ?一人で行くの?と突っ込みましたもん。
    もし転倒でもしたら…とヒヤヒヤです。
    緒方さんの場合は必ずナースもしくは看護助手が車椅子で移送しますよね。
    まぁそこはあえて名取先生と緒方さんが2人だけであの会話が必要だったんでしょうが(笑)

    …長々とすみません(_ _*)
    明日の最終回とその後の先生のアップを楽しみにしておきます(´▽`*)♪

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      YaKoさん
      すごく気持ちわかりますよ!
      ただ私は、オペ中にわざわざかけてくる電話など「よっぽど急ぎの用事」に違いないので、ピリピリしている時でも、医者は努めていつも通り穏やかに対応すべきかなと思います。
      オペをしている患者さんも、病棟で何かあったかもしれない患者さんも、両方同じくらい大切に決まっていますし、そこできっちり対応しないとあとで結局自分が後悔します。

      緒方さんの移動は不思議でしたね笑
      名取先生が直接付添うのも変ですし、おっしゃる通り、看護師か助手さんが移送ですよね。
      ただそもそも各科への振り分けがされていないですし、救急部担当なら、付添うのは救急部ナース?という話になってしまいますね笑

      返信
  2. Rao

    いつもツッコミ&解説 楽しく見させていただいています。
    いよいよ今夜最終回ですね。
    新たなツッコミも楽しみにしています。

    今更なところもあるのですが、いくつか質問があります!

    以前の記事でルート=ライン=輸液の針 というようなことがありましたが、
    よく出てくるAラインというのは、また違うのでしょうか?

    輸液などのときに、レベルワン(なんとなく点滴に使う機械なのかな?と思ってますが)、FFPなどの単語も出てきますが、これらはなんでしょう?

    また、FFP早く溶かして!という台詞もありますが、凍っているのでしょうか?
    だとしたらなぜ???

    教えていただけると嬉しいです

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      Raoさん
      コメントありがとうございます!
      Aライン、レベルワン、FFP、いずれもいずれ解説しようと思っていたことです。
      Aラインは点滴とは全く別物なんです。
      コードブルーではあまりにもよく出てきますが、その目的などは多くの方がわからないままですよね。
      またこの3つについてはわかりやすく記事にしてみますね。

      返信
  3. YaKo

    緒方さんの移送は救急部のナ-スにしてもらいましょう(笑)

    でもコード・ブルーを見て医療従事者でない方がこんなにも疑問に思ったりすることがあるんだ!と驚いています。
    ただ何となくスト-リ-が好きで見ている方がほとんどだと思っていたのに、先生にみなさん色々な質問をされるってすごいことだと思います。
    それだけ病気や医療について興味があるってことですよね♪
    横峯先生のようにドラマを見て医者になりたい。
    看護師になりたい。と思うのはいい事だと思います。
    何事にも興味を持つことが大事。
    そうしたら知りたくなる。
    それを分かりやすく教えてくれる人がいる。
    とても重要な事だと思います。

    先生が書かれているコード・ブルー関連以外の記事も読ませていただきましたがほんとに分かりやすく看護師として今更聞けない?!ようなことも分かりかなり勉強になります(笑)

    それと。
    コード・ブルー3rdシーズンは恋愛要素が多く不評だという声も聞きますが、私はアリだと思います。
    だって生身の人間ですよ?
    毎日毎日、死と向き合って働いているんです。
    ホッと息抜きに飲みに行く事もあります。
    好きな人や家族がいるDr.もいます。
    それが本当の姿だと思うから。
    あんなに死と向き合ってばかりだと心が壊れてしまいます。
    なので、私は先生たちも息抜きができるようになったんだと成長を感じて微笑ましく見ています(´ ˘ `∗)

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      YaKoさん
      私もそう思いました。正直、医療用語や病気の解説など興味ない人が多いだろうけど一人で細々記事を書いていこう、と当初は思っていました。
      多くの方に興味を持っていただけるのはすごく良いことですし、私のモチベーションになっています。
      恋愛要素については、私もアリだと思います。それが実際の姿ですしね。
      患者さんと二人で廊下でおにぎりを食べたり、というのは他の患者さんの目もあるのでできないですが笑

      返信
  4. Rao

    もう1つ質問です!

    基本的に救急車やヘリで運ばれた人はみんなICUやHCUに入院するのでしょうか?
    重症の人が入るというのはなんとなく分かるのですが。
    例えば、挿管している人は入る…とは何か基準があるのでしょうか?

    逆に5話で流産した冴島さんは産婦人科病棟ではないのか?とか
    4話で胃炎で吐血してしまったゆうすけくんが、初療室で胃カメラ?を受けていたり、
    その後も心臓内科の病棟には戻らずICUに入院していたような。
    隣のベッドには、同じ病気のあきとくんがいましたが、彼もなぜICUに?
    と気になっていました。

    また救命の先生たちがよく「外来」といいますが、この外来とはどのようなものでしょうか?
    大病院を時間外に緊急で受診すると救急外来?で診てもらうのはわかるのですが、
    時間内ならそれぞれの科で見るのではないのですか?
    8話のしんいちくん(チビ灰谷)とか…内科でなく救急の外来?

    3話で後々緋山先生の恋人となる緒方さんが運ばれてきたとき、
    救急外来の患者さん2次じゃ無理と言われて…という会話も???です。

    緒方さんは救急車でなく自力で外来を受診したんですかね。
    それとも2次病院からの搬送?
    翔北は3次救急の病院ですが、外来では2次も扱っているということなのでしょうか?

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      Raoさん
      ほとんどが、Raoさんが想像している答えがズバリ正解です。
      つまり、普通は冴島さんは当然産婦人科病棟で入院、優輔くんの緊急内視鏡は消化器内科医がやります(救急医はやりませんし日中にそんな暇も普通はありません)。
      自分の子供であったとしても私なら消化器内科医に頼みます。やっぱり餅は餅屋ですので。

      時間内ならそれぞれの科で診る→大正解です。
      何でもかんでも救急外来で見ていたらパンクします。
      ただ、慎一くんのような外傷の患者さんは時間内でも救急部ということが多いです。
      「外傷」は救急部の病気、としているところが多いからです。
      頭もお腹も足も怪我している、という人がどこに行けばいいかわからなくなりますしね。

      ICUは、様々な科の重症の患者さんが入室する病棟なので、一つの科ではないんです。
      なので、心臓の病気のある優輔くんやあきとくんがICUにいても不思議ではありません。
      ただ、その時は主治医は心臓外科か循環器内科の医師のはずですが。

      救急搬送されても、全員がICUやHCUとは限りません。
      おっしゃる通り、挿管、人工呼吸管理が必要ならICUとすることが普通ですが、軽症なら一般病棟です。
      どのくらいの重症ならICU、HCU、とはっきり決まっているわけではありません。
      患者さんの病状は刻一刻と変化するので、はっきりしたルールを決めることはできないんですね。
      ある程度回復して一般病棟でも大丈夫、となるまではICUやHCUで入院、ということが多いです。
      ちなみに重症度は、ICU>HCU>一般病棟というイメージでOKです。
      もちろんICUやHCUの入室は緊急入院に限りません。
      普通に入院した方の病状が悪くなった場合や、予定手術の術後にICU入室が事前に決まっている方もいます。
      結構この辺りは病院によってルールは様々なので複雑ですね。

      「2次じゃ無理」という灰谷のセリフは、2次専用の初療室では重症すぎるので対応が無理、とそこの担当のナースに言われた、という意味だと思います。
      3次救急病院は、「3次しか診ない」というところもありますが、多くは「3次まで診る」という意味です。
      つまり重症度が2次レベルでも、救急隊は翔北に搬送することがあります。
      ただ、挿管が必要、その場でオペが必要という3次相当の患者さんであることが到着後にわかることもあります。
      それがたぶん緒方さんのケースですね。初療室に置かれている機器や道具の種類も違うので、到着してから対応可能な部屋で対応する、という流れです。

      返信
      1. Rao

        早速ありがとうございます!

        コードブルーではフィクションでそうなっていることも多いのですね。
        でも、一部実際でもそう、というものもあり、とても勉強になりました!

        慎一くんのケースのように、救急部でも時間内に診ることもあるのですね。
        緒方さんの経緯もナルホド〜です。
        翔北だったので、初療室の移動だけで何とかなってラッキーでしたね。

        ICUの説明もよく分かりました!
        救命部の患者もいれば、他の科の患者もいるのですね。

        ICUに移る=救命に転科 なのかと思ってました。
        コードブルーでは、逆にICUから一般病棟へ=他科へ転科という感じだったので。

        コードブルーでは、救命医も一人の患者さんに長く接するイメージですが、
        実際には本当に初療のみで、緊急の状態さえ脱すればすぐに他科へ引き継ぐのでしょうね。

        返信
        1. keiyou 投稿作成者

          Raoさん
          そうですね、ドラマの都合上、全て事実通りとすると面白くなくなってしまうのもよく分かりますが、どこが脚色なのかは知っておいて損はないかなと思って書いています。
          コードブルーでは、救命救急センターが舞台なので、やっぱり救急医が活躍しすぎな感はあります。
          専門家に任せた方が良い場面は実際には多々ありますので、おっしゃる通り、初療を乗り切ればすぐに他科へ引き継ぎ、というのが一般的ですね。

          返信
  5. Rao

    ちなみに…横入りですみませんが
    私も恋愛要素はアリだと思います!
    ある程度医師として経験積んで、そこまで余裕が出てきたんだなぁと微笑ましかったり。
    人としての成長も感じますね。
    むしろ、藍沢先生と白石先生、もっとがんばれ!!って思っちゃいます。

    返信
    1. YaKo

      こちらも横入りすみません(_ _*)

      Raoサンは医療従事者ではないんですよね?
      すごい疑問に思うことがたくさんあるんだとびっくりしました。
      私は病院のシステムは分かっているのでドラマを見ていてこれは誇張しすぎだなとか分かりますが、そうでない方はそれが普通なんだと思ってしまいますもんね。
      にしても、医療用語たくさん知っているようで驚きですฅ(º ロ º ฅ)
      なにかお勉強されてるのですか?

      恋愛要素については最終回にそれほど発展なさそうですが、ほんと人として医師としての成長を初期から見ていると感じますよね♪
      あと1時間。
      ワクワクしています(๑^ ^๑)

      返信
      1. Rao

        YaKoさん

        私は医療従事者でもなく、特に医療の勉強をしているわけでもありません^ ^
        なので、たくさん疑問があるんでしょうね笑

        シーズン1,2の頃はそもそもセリフ自体分からなかったり、分かっても調べようがなかったりしたのですが、
        今はkeiyou先生のように解説してくださる方がいらっしゃり、
        またドラマ自体もセリフが字幕で出せるようになったので、いろいろと分かりやすくなりました。
        より、コードブルーに世界が楽しめるようになり嬉しいです。

        次は映画化!楽しみですね!

        返信
  6. すぬーぴー

    コードブルー見ました!ドキドキハラハラで、感動した部分もありましたが〜、終わってしまって寂しいです。

    ドラマを見ていて気になった部分がありました。
    骨盤骨折の救急患者さんを今回よく聞きましたが、骨折骨折ってそんなに多いのですか?

    今回、藤川先生が怪我をして藍沢先生が救命しましたが、あの処置はお医者さんなら誰でも考えつく処置なのかなぁと思ってしまいました。
    かなり高度な処置なのでしょうか?

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      すぬーぴーさん
      コメントありがとうございます!
      骨盤骨折は、外傷では最も注意すべきものですが、多くはありません。
      コードブルーでは極端に外傷患者が多いため、骨盤骨折も多いんですね。
      藤川先生に対して行なった藍沢先生の処置については、最新記事で解説しています!
      ぜひご覧ください。

      返信
  7. お酒そろそろやめようかな

    初めまして!いつも楽しみにしています。
    コードブルーは3部から観たのですが、このブログに辿り着けて余計に楽しんでドラマを観れました!
    骨盤骨折の回の検索でこちらに来ましたが記事の面白いこと面白いこと…
    最終話を観ながら更新されたかなーとチェックしてみたりとにかくファンになりました!
    どの立場の方にもわかりやすく解説をしてくれるこのブログが大好きです。
    更新を楽しみに待っています!お体には気をつけて!元気でいてください。

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      お酒そろそろやめようかなさん
      コメントありがとうございます!
      ファンになっていただけたなど、ありがたい限りです。
      ぜひ最終話の解説記事もご覧ください!

      返信
  8. ひとみ

    いつも解説を読み、コードブルーの面白さを実感しています。最終回の解説も楽しみにしております。

    二点ほど、気になる事がありましたので、ご質問させて頂きます。
    ①ひとつ前で記事にもなっておりましたが、あの病院の勤務体系は非常に疑問に思っていた部分でしたので、今回の解説で医師のリアルな勤務体系が知れて大変為になりました。
    そこで、過去のコードブルーではフェローのみで手術を行うシーンがありましたが、日中~夜間を通して上級医が現場にいない場合、フェローのみで手術をすることは実際あるのでしょうか?
    また、実際の医師の社会問題ともなりつつ、勤務体系に関しても(お答えしていただける範囲で)さらに詳しく伺いたいです。

    ②藍沢先生を始め、先生方は院内スマホ、トランシーバー(肩にあるもの)、私用スマホ?をお持ちのようですが、トランシーバーはボタンを押さなくても全ての人に声が聞こえる現場専用のものなのでしょうか。普段からトランシーバーを院内で使用することはあるのでしょうか。

    お忙しいと思いますが、お答えしていただけると幸いです

    返信
    1. keiyou 投稿作成者

      ひとみさん
      コメントありがとうございます!
      フェローのみで手術を行うことはまずありません。
      もちろん病院の体制にもよりますが、現場に上級医がいなくても、日中はもちろんのこと、夜中や休日でも呼び出される担当の上級医がローテーションしているので、その日に担当の上級医を呼び出して手術をします。
      安全第一ですからね。
      トランシーバーについてなんですが、これはかなり特殊な病院でしか使っていないと思いますよ。
      私も三次救急の現場での勤務経験がありますが、トランシーバーなどなかったです。
      普通は院内用の電話(普通はPHSです)でやりとりしますし、それで十分不便ではありません。
      ドクターヘリを多数飛ばしている病院ではトランシーバーを使っているのかもしれませんが・・・私もそこは存じ上げないところです。
      私用のスマホは、一応私も白衣のポケットに入れていますが、仕事中は普通使いません。
      仕事のやりとりは全てPHSで事足りますね。

      返信
      1. ひとみ

        さっそくのご返信ありがとうございます。

        コードブルーでのフェローのみの手術は、ドラマの演出だったのですね。リアルな医療の世界観を表現してくれるドラマなので、手術シーンなどどこが嘘でどこが本当か…とわからなくなります。それだけしっかりとした医療監修がされているということなんでしょうね。

        こちらでは素人から見ると気が付かないコードブルーの細かいこだわりを教えて頂けるので、ドラマの面白さが倍増します。もっと早く、「ドラマの解説」と検索していればよかったと、後悔しています。これから、再度解説記事とともにドラマの見直しを始めようと思います!

        また、お忙しいと思いますが、コードブルー1・2の解説もぜひして頂けたら…と思っております。よろしくお願い致します。

        返信
        1. keiyou 投稿作成者

          ひとみさん
          ありがとうございます。
          以前の記事でも指摘したんですが、コードブルーでは、フェローだけで医療行為をすることが多すぎますね。
          ドラマとして楽しめるように、という配慮ですが、実際にはやはり上級医の指導が必須だと思います。
          コードブルー1、2の解説については、実は複数の方から希望をいただいています。
          書き手としては、もう一度ドラマを見直して時間をかけて書いても数人しか見てもらえなかったら辛いなというのもあって躊躇しているのですが、もしニーズがかなりあるのであれば喜んで書きたいくらいだと思ってはいます。
          みなさんどうでしょう?笑

          返信
          1. なむ

            初めてコメントさせていただきます。
            3rdシーズン、このブログを見つけてから毎回ドラマ同様に楽しみにしていました。
            ドラマの記事だけでなく、他の記事もとても読みやすかったです。
            これからも覗きに来させていただきます!

            そして、1.2シーズンの記事、私はすごく読みたいです。
            お忙しいとは思いますが、ゆっくりでもぜひ書いていただけると嬉しいです(^^)

          2. keiyou 投稿作成者

            なむさん
            コメントありがとうございます!
            そう言っていただけてとても嬉しく思います。
            今後ともぜひ遊びに来てくださいね。
            そうおっしゃる方が多いのであれば、1、2シーズンも書いてみてもいいですね!

          3. Rao

            1st、2ndについては、分からなくて気になりながらも放置してあった部分が多いので、是非解説していただきたいです^_^

            3rdは恋愛を含め、人の成長を描く人間ドラマ的な面が多かったですが、
            2ndまでは、医療の部分が多かったので解説が大変ですね。

            2018年に映画化とのことで、その前にまた再放送などされるのでは?
            たくさんの方の目に留まるのではないかなと思います!!

            ゆっくりでいいので、お待ちしております。

          4. keiyou 投稿作成者

            Raoさん
            確かに映画化を前にもう一度再放送ありそうですね。
            わかりました、みなさんのニーズもあることですので、今年中に記事を作っておきましょう!

          5. ひとみ

            できれば、ぜひお願いしたいです。

            1.2の放送時は高校生で、なかなか検索してまで調べようとも考えていなかったので、頭に???が浮かびながらも、そのままにしてしまった疑問点が多かったです。ぜひ、マニアックな注目ポイントなどを教えて頂きたいです!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です