医師が解説|発熱・高熱の原因となる病気、確認すべき5つのポイント

発熱は、「発熱以外にどんな症状があるか」が重要です。

腹痛下痢咳・痰頭痛など他に症状を伴っている場合は、そちらのページもご参照下さい。

 

また、どんな持病を持っているかも非常に重要です。

悪性腫瘍で抗がん剤治療中や、ステロイド使用中といった、免疫力が落ちている方の発熱は極めて危険です。そのあたりはまず最初に説明しましょう。

発熱のみに関して言えば、以下の5点についてはすぐに答えられるよう準備しておきましょう。

このページの末尾にあるチェックリストを受診前メモとしてご利用ください。

※これはあくまで「医師に自分の症状をどのように説明するか」をサポートするチェックリストです。症状だけで病気を診断することはできません。必ず医師の診察を受けましょう。

 

 

広告

1. いつからですか?

■1週間以上前から

■2、3日前から

■今日から

急性(数日)の発熱は感染症である可能性が高いですが、長期間持続している場合は、悪性腫瘍や膠原病、血管炎、その他の炎症性疾患の可能性もあります。

「どのくらいの期間持続しているか」と「その間解熱していた期間があるか」を正確に説明しましょう。

 

2.周囲に同じ症状の人はいますか?

■いる(家族、クラスメイト、その他)

■いない

周囲に同じような発熱症状を起こしている人がいる場合、感染症の可能性が高くなります。

その人と、発熱以外の症状が同じかどうかも重要です。

また、施設に入所している高齢者の方や、学校に通っている方は、そこで流行している発熱性の病気がある場合があります

必ず確認しておきましょう。

 

3.寒気はありますか?

■歯がガチガチ鳴るほどの悪寒がある

■震えるほどの軽い寒気がある

■寒気はない

全身が震えるほどの強い寒気を「悪寒・戦慄」と言います。

菌血症(血液中に細菌が巡っている状態)を疑うサインとされています。

寒気があるか、またそれはどの程度か(「夏なのに布団に入るほど寒い」とか「歯がガチガチなるほど寒い」といった具体的な表現で)正確に説明しましょう。

 

4.最近海外に行きましたか?

■海外に行った(1ヶ月程度の範囲で)

■海外には長い間行っていない

海外旅行帰りの方の場合は、旅行者感染症の可能性があり、他の方とは別の病気を考えなければなりません。

潜伏期が3週間以上という感染症もあります。比較的長い期間で、海外渡航歴がないかどうかを思い出してください。

あればどこに行ったかを正確に説明しましょう。

 

5.最近新しい薬を始めていませんか?

■新しい薬を始めた、または、これまで飲んでいた薬を変更した

■長い間同じ薬しか飲んでいない(または薬を飲んでいない)

「薬剤熱」といって、薬の副作用で熱が出ることがあります。

これまで内服したことのない薬を最近内服した経緯があれば必ず説明しましょう。

薬は、病院で処方されるものだけではありません。漢方薬や、健康食品(サプリメント)も重要です。

突然きかれても思い出せない場合があるでしょう。思い当たるものは必ず確認しておきましょう。

 

「発熱」受診前チェックリスト

1. いつからですか?
1週間以上前
2、3日前
今日

2. 周囲に同じ症状の人はいますか?
いる  いない

3. 寒気はありますか?
歯がガチガチ鳴るほどの悪寒
震えるほどの軽い寒気
寒気はない

4. 最近海外に行きましたか?
行った   行っていない 

5. 最近新しい薬を始めていませんか?
始めた
始めていない

※スクリーンショットなどで受診時にお使いください。PCの方:Windowsの方はPrint Screenボタン、Macの方はshift + command (⌘) + 3でスクリーンショットできます。

 

他の症状を見る場合は以下の記事へ

病院で症状をうまく医師に説明する方法/13の症状とチェックリスト

広告

コメントの反映には時間がかかる場合があります

※個別の症状・症例に関する相談にはお答えしません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。