医師がオススメする医療系・病気に関する映画、厳選5作品!

前回は、私がオススメする医療系漫画についての記事を書きました。

今回はオススメの映画を紹介します。

前回同様、「医療系」と言うと怒られそうなコアなものを取り揃えました。

厳選オススメ5作品です。

無料で見たい方にはTSUTAYAディスカスがおすすめです。

 

医療系・病気系といっても、あまりベタなものは紹介したくないので、あまり予想できないラインナップにしてみました。

ぜひ見てみてください。

 

広告

コンテイジョン

世界中に蔓延する致死的なウイルス感染。

それを食い止めるために奔走する医療者たちを描く作品です。

contagion(コンテイジョン)とは、「感染」「伝染」という意味です。

鳥インフルエンザやSARSなど、事あるごとに話題になるパンデミック(感染)の恐怖

これが実際に起こったらどうなるか?という事態を非常にリアルに描いています。

 

パンデミック系の映画は、パニック、スリラー、ホラーといったジャンルになりやすく、似たような映画が多い印象があります。

ところが、このコンテイジョンだけは全く異質です。

本当に怖いのは、怖さを目的として作られるフィクションではなく、ノンフィクションと見間違うほど現実感をもって描かれた映画だ、ということを思い知らされます。

最初から最後まで息の抜けない緊張感のある展開に、一瞬足りとも退屈しません。

ラストシーンで全ての謎が解け、

「全ての原因は私たちの日常のすぐそばにある」

ということに気づいたとき、きっと鳥肌が立つほどリアルな恐怖を覚えるはずです。

監督はアカデミー賞受賞監督であるスティーブン・ソダーバーグ。

全体にトーンを落とした落ち着いた展開や、独特のカメラワークが特徴です。

またマット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、グウィネス・パルトローと名優ぞろいの豪華な布陣で、演技も抜群です。

もちろん上述したようなパンデミックのパニック系、つまりバイオハザードやアイアムレジェンドのようなものが見たい方にはオススメはできませんよ。

コンテイジョンはアマゾンプライムビデオでも30日間無料で見られます。

 

今会いにゆきます

邦画によくある、主人公(特に女性)が不治の病になるというタイプの「泣ける映画」が、私はあまり好きではありません

この映画が流行した頃も、「セカチュー」「1リットルの涙」など、病気をテーマにしたものが多かったように思います。

ただこの「今会いにゆきます」は、私の中では全く別物で、そう考える人も多いようです。

 

最愛の妻を病気で亡くした主人公は、体に障害があるため家事もまともにできないが、理解ある息子と2人で慎ましく過ごしていた。

そんな2人の前に、死んだはずの妻が突然現れる。

2人は喜ぶが、妻は過去の記憶を全て失っていた・・・。

 

あらすじだけ聞くと、SFとも恋愛ものともつかぬトンデモ映画っぽい展開が待っていそうですが、その予想はあっさり裏切られます

いわゆる「ネタバレ厳禁」タイプの映画ですので、これ以上は書けませんが、冒頭から丁寧に張り巡らされた伏線は全て、ラストで綺麗に回収されます

ラストシーンでは、

死んだはずの妻がなぜ現れたのか?

なぜ記憶を失っていたのか?

という謎に、きっちりした理由付けがあることがわかります

 

そしてこの不思議なタイトルの意味がわかった時、「お涙頂戴」ではない心地よい涙を流すことができます。

寂しいけれど不幸ではない、そういう映画です。

おそらくこういう「切ないほど強い女性」を描いた作品は、きっと男性が好きだと思います。

主演は、ご存知のように竹内結子、中村獅童です(俳優たちのプライベートはこの際忘れて見てください)。

 

マイフレンドフォーエバー

20年以上も前の映画で、当時DVDなどなかったのですが、TSUTAYAでのDVD化要望を募集する名作復刻ランキングで1位になった作品です。

 

エイズの少年を、あの手この手を使って助けようとする友人の主人公。

本人は子供ですし、当時治療薬はなく到底無茶な話なのですが、これを必死になってやるわけです。

周囲の人からのHIV患者への差別は強く、差別意識が強い教育ママの母親からも邪魔されるうち、徐々に病は進行していく・・・。

 

こういうタイプの映画は、邦画だとどうしてもわざとらしく、メッセージ性が前面に出すぎて物語に入り込めないということも多くあります。

ところがこの映画は洋画だからかそれがありません

 

病気や障害で差別される少年

純粋無垢な思いで接することができる数少ない親友

それを毛嫌いする母親や周囲の大人たち

 

これは対象が「病気」に限らず、現代にも通じる一種の記号のようなものですから、古い映画であっても考えさせられるところは多くあります。

お涙頂戴ではありませんが、疲れるほど泣ける映画ですので、苦手な方はやめた方がいいかもしれません。

ちなみに、この英語とも日本語ともつかぬ陳腐なタイトルは残念ですが、原題は「The Cure」です。

「治療」や「治癒」のほか、問題や不安を解決する方法や救済法といった広い意味を持つ、この映画にしっくりくる言葉です。

 

シャッターアイランド

孤島に隔離された精神科病院で、一人の女性が謎の言葉を残して行方不明になります。

この病院には重度の精神疾患をもつ犯罪者たちが強制収容されています。

事件性を考慮して捜査部隊が取り調べた結果、この病院の治療方針に驚くべき事実が発覚します

 

この映画も「ネタバレ厳禁」タイプの映画です。

上映前に、

「この映画のラストはまだ見ていない人には決して話さないでください」

というテロップが流れます。

そのため、様々な事件が起こる中で視聴者はあれこれ展開を予想するのですが、次々と裏切られ、最後には衝撃の展開が待っています

誰しもが一瞬あっけにとられた後、きっともう一度最初から見たくなるでしょう。

あの時あの人はなぜあんな風に言ったのか?

セリフの意味を何度も考え直すはずです。

 

答えは一つではなく、色々な解釈ができます

見終わってスッキリしたい、仕事の気分転換にサクッと見たい、という方にはオススメできないのでご注意ください

じっくり考えながら見たい人、見終わった後もゆっくり思案を巡らせて答えを考えたい人はぜひ見てみてください。

監督はマーティン・スコセッシ、主演はレオナルド・ディカプリオ。

同じ組み合わせで、「ディパーテッド」でアカデミー賞監督賞・作品賞を受賞していますが、こちらも名作です。

いずれもレオナルド・ディカプリオの名演、というか怖いほどの「怪演」に感動すること間違いなしです。

シャッターアイランドとディパーテッドはアマゾンプライムビデオでも30日間無料で見られます。

 

バタフライエフェクト

主人公のエヴァンは、幼少期に記憶が突然なくなることが頻繁にあり、看護師である母親から心配されています。

自分が気付かないうちに色々な問題を起こし、精神疾患として精神科にも連れて行かれます。

徐々に成長するにつれて症状は治ってきますが、その症状の原因ははっきりしないまま。

しかし大人になったある日、当時の日記を読み返したとき自分に恐るべき能力が備わっていたことがわかります。

それは、過去にタイムスリップし、事実を書き換えることができる能力でした。

 

ここまで読むと「このタイプは無理」と思う方が多いかもしれません。

しかしタイムトラベル系の映画の中でもこの映画はかなり異質です。

誰もが、

もし過去に戻れたら・・・

あの時違う選択をしていれば・・・

と思った経験があるはずです。

しかしこの映画を見ればきっと、そんな能力は絶対にいらないと思うはず

理由はネタバレになるので書けません。

 

最後は「これほど切ないラストがあっていいのか」というほど深い感動と圧倒的な余韻でしばらく動けなくなるはずです。

この映画の素晴らしさは、冒頭から散りばめられた様々な謎が、まるでパズルを解いていくように最後に全て解決し、何も疑問が残らない、という凄まじい脚本とプロットにあります

これほど完成度の高い映画はあまり見たことがなく、Amazonのレビューでも10年以上高得点を維持し続けています。

ちなみに「バタフライエフェクト」とは、蝶のはばたきのように小さな動きが、とてつもなく大きな効果を生み出すという意味です。

映画を見れば、このタイトルの意味もわかるでしょう

 

というわけで、最後はもはや医療系と言うには相当無理のある映画の紹介になりました。

映画紹介を書こうと思うと、やはりジャンルにこだわらず好きなものを紹介したいという思いが強く出てしまいましたね。

というわけで映画編はここまで。

次回は小説、書籍編といきましょう。


映画を無料で見たい方にはTSUTAYAディスカスがおすすめです!

広告

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です