医師・研修医におすすめ|医学書を安く買う5つの方法、徹底比較!

以前の記事で書いたように、研修医や若手の頃は、臨床現場で効率的に知識や技術を身につけるための徹底的な座学が大切です。

未読の方はこちらの記事を必ずお読みください。

誰も教えてくれない、初期研修医のうちに必ずやるべき7つのこと

新しい知識に出会ったら、すぐに参考書を使用してフィードバックする必要があります。

しかし若手の頃は給料も少なく、医学書にも高いものが多いため、できるだけ安く買いたいという方は多いでしょう

 

一般的な書店で購入するのは、本を探す時間と労力がもったいない上に、定価でしか購入できませんので、金額的にも最も損です。

中身を見て買いたい、図書カードを使いたい、といったケースのみ、書店購入でのメリットがある、とお考えください。

 

ちなみに若手医師向けの定評のある医学書は、買う前に中身を見る必要はないと私は思っています。

これほど読む目的と読む層が限定された本で、かつ集団的に定評があるなら、「中身を見なくても絶対に有用」と分かりきっているからです。

私が研修医向けに有用と言える定評のある本を記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

 

では少しでも安く買える可能性のある方法を5つ紹介します。

最初に、この5つの方法をまとめた表を提示しておきます。

電子書籍派の方にもおすすめの方法がありますので、ご覧ください。

  値段 利便性 届くまでの速さ
民間医局書店
神陵文庫優待会員    
Amazon
大学生協
ヤフオク ×

 

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民間医局書店を利用する

民間医局は、メディカル・プリンシプル社が運営する医師向け総合サービスです。

レジナビを主催しているといえば、誰もがよくご存じでしょう。

医師約28万人のうち11万人が民間医局会員ですから、かなり多くの医師が会員です。

その分、福利厚生が充実しており、民間医局会員の特典として、医学書を最大12%オフで購入できるサービス「民間医局書店」があります。

値段表は以下の通りです。

1500円以上の購入で送料が無料になりますが、医学書で1500円を下回るものはほとんどありません。

5000円以上で10%引き、3万円以上で12%引きと、かなりお得です。

高額な医学書の「12%」はかなり大きいので、利用しない手はないでしょう

 

ただし、安い分デメリットもあります。

購入手続きに一手間かかることです。

たとえば、以下の本を手に入れたいとします。

 

まずアマゾンなど外部サイトで書籍情報を参照します。

 

これを民間医局書店の注文フォームに入力します。

そして「カートに入れる」をクリックして、ようやく購入手続き画面になります。

 

1冊、2冊程度なら、アマゾンの外部サイトに行った時点でそのまま買ってしまいたい欲求に駆られます。

よって、たくさんの本をまとめ買いする時に民間医局書店を利用する、という使い方をしている人が多い印象です。

民間医局書店では、書籍のほか、CDやDVDも同じ割引価格で購入できますので、これらもまとめ買いしたい時は利用価値があります。

 

ただ、民間医局書店で購入すると、届くまでに早くて2、3日と少し時間がかかります。

すぐに欲しい商品を購入するのはオススメできません。

 

ちなみに、民間医局書店を利用するか否かにかかわらず、「民間医局の会員にまだなっていない」という人は必ず会員になっておきましょう

私はこれまで1000床規模の市中病院や大学病院を転々としましたが、これまで周囲の医師で「民間医局に入っていない」という人を見たことがありません

 

民間医局では、書籍購入以外にも、会員限定で以下のようなサービスが受けられます。

・医師賠償責任保険が、団体割引で安く加入できる

・アルバイトをしたい時に、豊富な案件から登録できる

・「ドクターズマガジン」という便利な医師向け情報誌が無料で購読できる

・レジナビに参加できる

入会費や年会費は一切かかりません。

1〜2分で簡単に登録できますので、早い段階で必ず登録しておくことをおすすめします

私も初期研修医1年目の時点で加入しています。

 

トップページ「新規会員登録」のボタンをクリックすれば、会員登録フォームに遷移します。

ここで、「ドクターズマガジン」の購読やメルマガの登録もできます。

 

医学生向けではなく、研修医向けのレジナビも年間通して全国で行われています。

民間医局会員だけしかレジナビには参加できません。

臨床研修修了後の進路決定のためにも有用ですので、ぜひ入会しておきましょう

民間医局への入会はこちらから

 

神陵文庫優待会員サービスを利用する

神陵文庫は、西日本を中心に広く展開する医学書専門の書店です。

学会会場に必ず書籍を売りに来ているので、東日本の方でもご存知の方は多いでしょう。

神陵文庫は、優待会員になると医学書が5%オフで購入できます。

 

優待会員には会費無料でなれますので、民間医局ほど安くはないにしても、それなりにお得なサービスです。

神陵文庫の店舗や学会会場で医学書購入時に、登録している口座から自動引き落とし、というシステムですので、店舗で買う際には便利です(カードは使えませんが)。

 

また、電子書籍サービスを展開する「医書.jp」と提携しているため、「医書.jp」で電子書籍を購入する際も、神陵文庫優待会員なら電子書籍に5%オフが適用されます(パートナー登録+決済会員登録が必要とやや手間はありますが)。

電子書籍派の人はこのサービスの利用価値は高いでしょう。

ただし、医書.jpで購入した電子書籍は、専用PDFリーダーである「isho.jp」アプリでしか読めません

Kindleで読みたい、という方にとっては民間医局書店で電子版を購入する方が有利と言えます。

いずれにしても、価格や利便性の点でやや中途半端なサービスと言えます。

学会会場で実物を見て買う機会が多い、という人は優待会員になっておくと良いでしょう。

 

Amazonを利用する

Amazonで医学書を購入すればAmazonポイントが付与されるので、その分安価で購入したことになります。

通常は3%のポイント還元です。

 

「5冊購入で8%還元」といったキャンペーンもよく行われています。

1ポイント1円で使用できますので、上手に使えば医学書が安く購入できます

 

また、Amazonプライム会員になっておけば、全て送料は無料、購入したものはほぼ翌日に届きます。

さらに送り先を病院の医局に設定しておけば、病院から一歩も出ることなく医学書が手に入ります

この辺りのメリットを考えると、

書籍、CD、DVDをまとめ買い+あまり急がない→民間医局書店

少数の書籍、あるいはパソコン周辺機器などほかの買い物も一緒にする+早く欲しい→Amazonでの購入

とするのが良いと思います。

Amazonプライムのホームページへ

民間医局のホームページへ

 

大学生協を利用する

大学病院の職員だけですが、大学生協では医学書が10%オフで購入できることが一般的です。

時期によっては「羊土社の書籍は15%オフキャンペーン」のような企画もあります。

中身が見られる、図書カードも使える、その上割引価格、と言うことなしですので、大学病院の先生は大学生協を利用する以外の手はないでしょう。

 

ただ経験上、大学生協はやや品揃えが悪く、取り寄せが必要になることが多いのがデメリットです。

私が大きな国立大学病院に在籍していて感じた欠点ですので、全国的に同じ傾向ではないかと思います。

また、研修医の先生が購入するタイミングが重なる春の時期は、特に欲しい本が手に入りにくい傾向があります。

これらは大きなデメリットと言えるでしょう。

 

ヤフオクを利用する

定評のある人気の本は、ヤフオクで出品されていることもよくあります。

本によっては、定価の半分以下で手にいれることもできます。

また、読み終わったのち使用する予定がなければ、またヤフオクで売れば良いので、結果的にはこの方法が最も安価ということになります。

私はこれまでヤフオクで1500人以上の人と取引をしていますが、近年は手続きがスマホで完結するのでそれなりに便利です。

 

ただし、医学書購入の手段にするなら、手間は最もかかる方法です。

欲しい本が見つかっても、オークション終了が数日先だと、それまで入札して待たねばなりません

欲しい人が他にもいたら結局価格は高くなります。

落札後も商品代と送料の振込等の手続きが必要です。

中には落札後のフットワークが重い出品者もいるため、取引に予想以上に時間がかかることもあります。

さらに、医学書はたいてい、厚さ3センチ以下なら164円で送れる「クリックポスト」(日本郵政のサービス)が利用されます

発送後自宅に本が届くまで、近隣でも2、3日と比較的時間のかかる発送方法ですので、トータルするとかなりの時間を要してしまいます。

とにかく値段だけを重視したい、という方のみ、おすすめできる方法です。

 

まとめ

最初に書いた表を再掲しておきます。

  値段 利便性 届くまでの速さ
民間医局書店
神陵文庫優待会員    
Amazon
大学生協
ヤフオク ×

 

用途に合わせて適切な方法を選びましょう。

なお、医学書を買う際は、本棚に眠っている学生時代の本など、いらない医学書は売ってしまいましょう。

こちらの記事に、医学書を高く売る方法をまとめています。

医師・看護師向け|医学書・参考書の高価買取方法 徹底比較!

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医師。専門は消化器外科。二児の父。
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エムスリーでも連載中&「LIFESTYLE」企画・監修。
「劇場版コード・ブルー」公開前イベントに出演。
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