医師が解説|関節痛の原因となる病気と確認すべき5つのポイント

関節痛は、足首など様々な部分に起こります。

関節自体の病気の場合が多く、習慣的に薬を内服している方もいるかもしれませんが、全身疾患の一つの症状を見ている場合もあり、注意が必要です。

症状は関節以外にないか(皮膚の症状がある、微熱が続く体がだるいなど)、あるいは一つの関節だけなのか、といったことも重要になります。

全身の病気が原因で関節痛が起こっている場合は、もちろん痛む関節のみの治療では治すことができません。

以下の4つのポイントをしっかり押さえておきましょう。

このページの末尾にあるチェックリストを受診前メモとしてご利用ください。

※これはあくまで「医師に自分の症状をどのように説明するか」をサポートするチェックリストです。症状だけで病気を診断することはできません。必ず医師の診察を受けましょう。

 

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1. いつから痛みますか?

■今日〜数日前

■1ヶ月前

■それ以上前から

今日から、あるいは数日間といった速い経過で発症する関節痛は、痛風偽痛風、感染(関節炎)を考えます。

もちろん外傷(気づかないうちに打撲している、職業上負担がかかっている)の場合もあります。

月単位の慢性的な関節痛は、変形性関節症関節リウマチ、あるいは膠原病(関節リウマチも膠原病に含まれます)などの全身疾患を考えます。

いつから、どのように始まって、どのくらい症状が持続しているのかを説明しましょう。

 

2. 痛いのは1つの関節ですか、複数の関節ですか?

■一つの関節だけが痛む

■2つ以上の関節が痛む

一つの関節が痛い場合は、その関節だけの病気(外傷、痛風、関節炎など)を考えます。

一方、複数の関節が痛い場合は、関節の病気ではなく、全身の病気(全身性の感染症、膠原病など)の可能性を考えます。

ただ、両膝が同じように痛い場合は、体重負荷による変形性関節症の可能性もあります。

痛む関節を全て説明しましょう。

 

3. 関節の見た目の変化はありますか?

■赤くなっている

■熱をもっている

■腫れている

■見た目に変化はない

赤くなっている(発赤)、熱を持っている(熱感)、腫れている(腫脹)は、関節炎の証拠です。

この場合の関節炎は、感染性の関節炎や、痛風偽痛風も含みます。

一方、何も変化がない場合は、変形性関節症や、あるいは関節ではなく全身の病気の一症状の可能性があります。

 

4. 関節以外の症状はありませんか?

■皮膚のブツブツや赤みなどの症状がある

■眼や口、のどの症状がある

■発熱がある

■その他の症状がある

■何もない

上述の通り、関節痛は、関節の病気ではなく、全身の病気を反映しているだけの可能性もあります。

膠原病や全身性の感染症は、皮膚目、口などの症状や、発熱(微熱)など、全身性の多彩な症状を伴うことがあり、関節痛もその一つの症状である可能性があります。

こういう全身の病気は、当然痛む関節のみの治療では治りません。

陰部など見えない場所の皮膚の症状は、申告がなければ、医師はあえてズボンを脱がせて診察することは少ないです。

関節以外の症状がないかどうか確認した上で必ず説明しましょう。

 

「関節痛」受診前チェックリスト

1. いつから痛みますか?
今日〜数日前  1ヶ月前 それ以上前から

2. 痛いのは1つの関節ですか、複数の関節ですか?
1つの関節だけ
2つ以上の関節が痛む

3. 関節の見た目の変化はありますか?
赤くなっている
熱をもっている
腫れている
見た目に変化はない

4. 関節以外の症状はありませんか?
皮膚の症状がある
眼や口、のどの症状がある
発熱がある
その他の症状がある
何もない

※スクリーンショットなどで受診時にお使いください。PCの方:Windowsの方はPrint Screenボタン、Macの方はshift + command (⌘) + 3でスクリーンショットできます。

 

他の症状を見る場合は以下の記事へ

病院で症状をうまく医師に説明する方法/13の症状とチェックリスト

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