厳選3冊!医師、看護師が医療現場での英会話を学ぶためにおすすめの本

外来の待合室に外国人が座っている。

どうしても私たち日本人医療者にとって緊張してしまう瞬間である。

そしてその患者さんが診察室に入ってきて、それはもう流暢な日本語で会話をし始めた時ほど安心することはないものだ

一方、日本語が話せない外国の方で、自分の症状を英語で話すも聞き取れず、満足した診療ができなかった、と後悔した経験をお持ちの方も少なくないはず。

この時だけは「英会話を勉強しておかないと!」と思うのだが、結局チラッと調べただけで終わりにしてしまい、また数ヶ月経って同じ後悔を繰り返してしまう

そもそも日本で仕事をする限り患者さんと英語で会話をする頻度は非常に少ないため、勉強のモチベーションが維持できないのも当然のことだ。

 

というわけで今回は、日常臨床の合間に簡単に勉強でき、かつ困ったら参照できる、わかりやすい医療者のための英会話本を3冊紹介しようと思う。

どれもすばらしく役に立つ本である。

 

前半は問診や全身診察などの総論的な項目が詳細に書かれ、後半は各科領域別に分けて、それぞれに特有の会話、診察、検査に至るまで非常に細かいところを解説してくれる

これほど細かく丁寧な外来診療のための英会話ガイドブックはないと言って良い。

皮膚の症状一つとっても、斑点、紫斑、点状出血、蕁麻疹、水泡、などを英語でとっさに表現するのは難しい

実際これらの表現は皮膚科医でなくても必要で、他の領域にもこういう「細かいが他科の医師も知っておくべき英語表現」は多い。

こういう表現を余すところなく勉強できるのがこの本である。

音声CDも付属しているため、発音に自信のない人でもしっかり学習できる。

持っておいて絶対に損はない一冊である。

 

上述の「やさしい英語で外来診療」とは守備範囲が少し異なる本

医師だけでなく、看護師や検査技師などあらゆる医療スタッフを対象に書かれている。

たとえば、

「お待たせしてすみません」

「何か困ったことがあれば言ってください」

のような、医療者としてだけでなく社会人として必要な会話をマスターしておくことがこの本の主な趣旨である。

確かに、外来診療において細かい医学英語を知っておくことは必要だが、そもそも上記のような「あいさつ」に近い言葉がうまく話せなければ外来診療は成立しない

専門用語は英語で言えるのに、ふとした会話で、

「こういう時英語で何て言うんだっけ?」

と迷うことは誰しもあるだろう。

この本があれば、そのあたりの会話をマスターしておくことができる。

音声CDロムももちろん付属。

上述の「やさしい英語で外来診療」とセットで持っておくと安心だろう。

 

とりあえず医療現場での英会話を手っ取り早く学びたい

分厚い本を読むのはめんどくさい

まして上の2冊セットで買うなんて読み切れない。

という方にとってはこちらがおすすめ。

上の2冊に比べるとかなり薄い本で、最低限必要な会話のエッセンスだけに絞り込んである。

最初の挨拶と問診から検査の結果説明、体温や脈拍を測ったり点滴を開始する時の声かけに至るまで、まさに一問一答のごとく対応する英会話が書かれてあり、無駄なイラストなどは一切ない

シンプルかつ分かりやすい本である。

また音声はダウンロードで無料で手に入るようになっている。

上述の2冊に比べればもちろん物足りないが、「短時間で最低限は身につけたい」という人にとっては最適だろう。

 

今回は医療者が英会話を学ぶために最適な本を厳選して3冊紹介した。

上述の通り日常的に英会話を使うわけではないため、隅々まで読み込んでマスターするより、サラッと読んで必要な事項だけ頭に入れておくというのが良いだろう。

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