2021年9月1日に、ダイヤモンド社から新刊「すばらしい人体〜あなたの体をめぐる知的冒険〜」が発売されました。
大変好評をいただき、発売5日で3万部の重版が決まりました。
本当にありがとうございます。
この本では、
・人体がいかに良くできているか?
・人体や病気の謎を、医学はどのように解き明かしてきたか?
を、誰もが馴染みのあるエピソードとともに紹介しています。
現役医師の立場から、こういう形で医学の面白さを語った本は、これまでにありませんでした。
私がこの本を書きたいと思ったのは、何より私自身が読みたかったからです。
この本は、いわゆる「人体の不思議」だけにスポットを当てたのではありません。
医学という学問そのものを広々と語った作品と言えます。
今までにない、非常に楽しく読める教養本が出来上がったと思います。
本書は、全部で5章に分かれています。
第1章では、意外に気づかない人体の優れた機能について、医師の視点から解説しています。
第2章では、「病気とは何か」「病気と健康の境目はどこにあるのか」といった疑問について解説しています。
第3章では、医学の歴史において大きな転換点となった大発見の数々を紹介しています。ノーベル医学生理学賞を受賞した多くのレジェンド達の偉業を知ることができます。
第4章では、誰もがよく知る事件や事故を例に挙げ、身近な健康知識について解説しています。
第5章では、医療の現場で活躍する、誰もがよく知る医療機器について、その由来や進歩について解説しています。
なお、「ダイヤモンドオンライン」では、本書から抜粋した記事を読むことができますので、ぜひアクセスしてみてください。
肛門のすごいところは、「降りてきたのが気体か液体か固体かを識別できること」、さらには「固体を残して気体のみを排出するという高度な機能を持つこと」ですね。
9/1発売の新刊「すばらしい人体」の内容を、ダイヤモンドオンラインで少しずつ紹介です。https://t.co/I9YQaWZ88G— 外科医けいゆう (山本健人, Takehito Yamamoto) (@keiyou30) August 29, 2021
日本人が発明した、世界的に広く使われる医療機器といえば、パルスオキシメータです。
現場では決して欠かせないこのデバイス、一体何がすごいのか、開発までどんな道のりがあったのかを書きました。
(新刊「すばらしい人体」の内容をダイヤモンドオンラインで紹介です)https://t.co/ofaDUJfEjt— 外科医けいゆう (山本健人, Takehito Yamamoto) (@keiyou30) August 31, 2021
なお、この本では、読書体験を通して医学の世界を奥深くまで楽しめるよう、さまざまな工夫がなされています。
例えば、人体の骨格や臓器を紹介する特別付録のジャバラは、私の一押しです。
また、複数種類の紙質、豊富なイラスト、多色刷りの表紙デザインなど、読書という体験を存分に楽しんでいただけるような仕掛けがたくさんあります。
ぜひ、書店で手にとって眺めていただきたいと思います。
いよいよ、読書の秋が近づいてきました。
今年の秋には、ぜひ本書をお選びいただければ幸いです。