「忙しい」を言い訳にする人が絶対に成長できない理由

「忙しい」シリーズ第4弾。

今回もこれまでと同様、職場でよく出会う、「忙しい」水準の低い人を紹介する。

 

仕事が期日通りに間に合わなかった時によく「最近忙しくて間に合いませんでした」という人がいる。

突然「来週までに」とか「明日までに」というような無理難題を押し付けられるケースは別として、1ヶ月も前から期日を指定されていた場合でも、できなかった理由を「忙しい」とすれば納得が得られる、と思っている人がいるのが不思議である。

 

特に医師は、患者さんの急変や緊急処置、緊急手術など、突然に予定外の業務が入ることが多いためか、「最近忙しかったので」の使い手は多い

予定外の業務が突然入ることなど他職種でもよくあることで、医師に限った話ではないと私は思うのだが、それはひとまずおいておく。

 

繰り返し述べているように「忙しい」とは主観的な感情であって、実際仕事量が多いことを必ずしも意味しないのだが、彼の脳内では「忙しい」=「仕事量が多い」なのだろう。

よって彼が「忙しい」のは全て「こなすべき仕事が多すぎる」という外的な要因によるもので、自分の主観的な、内的な要因によるものではないと思っている。

 

だが、彼のこの「最近忙しかったから」で相手を納得させるのはかなり難しいことである。

他にやるべき仕事が非常に多くあり、しかもそれらが全て「期日が今日であった仕事」より優先されるべきことで、それらのやるべき仕事をこなしていたら寸分の時間も余らなかった、という論理に了解させなければならないからだ。

少なくとも、「忙しかったから」というシンプルな一言では相手を説得できないだろう。

 

相手はきっと、

「本当に時間がなかったのか?」

「自宅でぼんやりテレビを見たり、日中デスクで居眠りをしたり、といった、浪費した時間は本当になかったのか?」

「この仕事より優先すべきでない仕事に時間を費やすという判断ミスを犯したわけではないのか?」

という疑問を抱くはずだからだ。

したがって、本当に外的要因によるものなら、もっと正確に状況を説明しなければ相手は納得しないだろう。

 

一方で大半のケースは、

「他に仕事が多すぎて疲弊してしまい、時間は捻出しようと思えばできたが、その気力を失った」

という自分の怠慢が原因か、

「優先順位の低い他の仕事を先にしてしまったせいで、この仕事に費やす時間がなくなった」

という自分の優先順位における認識ミスが原因か、ではないだろうか。

この場合、原因は自分の「感情」か「能力」にあるのであって、仕事量にあるのではない。

すなわち、「忙しい」のは外的な要因によるものではなく、自分の中にある内的な要因によるものだ。

 

内的因子を理由にできる人は、自分のミスを正確に振り返り、次に生かすことのできる人だ。

外的因子を理由にする人は、これからも毎回「忙しい」を理由に、期日に間に合わずに叱られてばかりいるので成長はないだろう。

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