2019年8月11日、札幌で “SNS医療のカタチ”を開催しました。
“SNS医療のカタチ”とは、「SNSから始まる新たな医療のカタチ」の略称で、SNS用に作られた「ハッシュタグ」です。
この会は、
白衣を着て何となく怖そうで「近寄りがたい」「とっつきにくい」という医師のイメージを変えたい
医師と患者さんとの間の垣根をなくしたい
標準的な医療に対して不信感を抱く方々を少しでも減らしたい
という思いで集まった3人の医師で作った一般市民公開講座で、第1回の大阪、第2回の東京を経て、今回で第3回を迎えます。
今回は札幌で活躍されている病理医ヤンデルこと市原真先生(@Dr_yandel)を特別ゲストに迎え、3時間に拡張して開催しました。
「地域の方が誰でも気軽に参加できること」を目的に、「参加無料・事前申し込み不要」というコンセプトを貫いているこの会。
今回は60名の会場を抑えていましたが、開場前にすでに80名を超える行列ができており、急遽100名以上収容可能な会場に変更しました。
なにぶん私たち医師らの手作りの会で、会場の設営、椅子の移動を参加者に方々に手伝っていただく、という何とも申し訳ない事態になってしまいました。
次回以後の反省点としたいと思っております。
本当にありがとうございました。
アンケート結果では、参加者の分布は以下のような形でした。
性別
年齢
最終的に参加者は150名近くに及び、エアコンの設定温度を18度に設定しても暑いくらいの熱気でした。
突然の事態に会場を開けてくださったTKP札幌の方には、厚く御礼申し上げます。
今回は「Ns’ あおい」のこしのりょう先生(@koshinoryou)、「フラジャイル」の恵三朗先生(@36_Megu)という著名な医療漫画家の先生方、横浜市医療局の方々とも情報交換でき、主催者側としても大変学びの多い会となりました。
また、今回は東京からNHKのクルー4名に取材に来ていただき、会の模様は9月初旬に「おはよう日本」で紹介される予定です。
TwitterをはじめSNSは、医療に関わる情報収集において今や最も有用なツールの一つとなっています。
しかし、SNSを利用される方自体はまだごく一部。
私たちの理念を多くの人に届けるためには、ここから一歩、二歩と外に出て、様々な手段で発信しなければなりません。
今ゆっくりとその土壌ができつつあると感じています。
次は9月29日、渋谷ヒカリエで朝日新聞withnews協賛トークイベントが開催されます。
また、横浜市と株式会社コミチとのタイアップで、「医療マンガ大賞」という新たな企画も進行中です。
ぜひみなさまと一緒に「新たな医療のカタチ」を作っていけたら、と願っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。
第1回のレポートはこちら
第1回 “SNS 医療のカタチ” in 大阪を開催しました第2回のレポートはこちら
第2回”SNS医療のカタチ in TOKYO”を開催しました